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2015-06-08 07:30:00

インプラント治療と聞くと、しっかりかめそうという良いイメージの反面、高額なことや骨に穴を空けるなんて怖いというイメージがつきものです。確かに骨に穴を空けて(ドリリングといいます)いかなければインプラントという人工歯根を埋入できませんが、問題はドリリングという作業上に起こることがあります。インプラント治療の成功の決め手として、埋入する方向、位置、角度、深さが狙った通りにいくかどうかが一つのポイントです。何しろ深いところなのでよく見えないのです。よくある、インプラントの上手い歯科医院としてその狙った通りの埋入をできるという見方もあれば、専門医を持ってるかという見方もあります。しかしながら骨内には重要な血管、神経が走っているので、状況によっては勘だけにたよった埋入では、それらを傷つける懸念もあります。

そこで当院の試みとしては、診査診断を大切にした安全なインプラント治療を目指し、サージカルガイドといういわば初心者とベテランの差を0に近づけるドリリング用のガイドを導入しました。事前にCTを撮影して、骨の状況を精査し、埋入位置を正確に決め、そこにズレが無いようにドリリング及び埋入するためのものです。CTのデータをサージカルガイド専門の技工所に送り、同時遠隔操作で埋入方向を打ち合わせて製作するので、多くの観点から長期予後を期待できる治療を目指します。


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