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2017-11-21 02:09:00
歯周病と聞くと、歯茎が腫れたり出血したり、歯が揺れたりとお口の中だけの病気と思われがちですが、歯周病がからだ全身と関係があると近年言われています。
歯周病がある患者さんは、全身が軽い炎症状態にあると言われ、血液中に細菌がいる状態でもあり、さらには高脂血症と重なると動脈硬化が起こりやすくなります。動脈硬化で、血管が硬く狭くなると、脂肪や白血球などがたまり、血管が詰まってしまうことがあります。これが心臓で起これば心臓発作、脳で起これば脳卒中で、がんに次ぐ日本人の死因第二位です。よって歯周病の治療が動脈硬化予防に有効であるということが研究により解明されつつあります。
歯周病治療により、改善が見込まれる疾患には他にも、糖尿病、腎疾患、関節リウマチがあります。